J2 第4節 千葉vs草津 佐藤勇人

2010/03/28

J2第4節 千葉 vs 草津

試合終了後の佐藤勇人選手(千葉)との1on1

取材者:細江克弥


―いやあ、ギリギリというか、やっぱりJ2は難しいですね。今日の試合としては、中盤のバランスとしても考え方がまとまってきた気がするんですけど。

勇人「そうですね。自分なんかはずっと、相手のボランチとディフェンスの間に距離を取って、(工藤)浩平がボールを受けてくれるので、なるべくネットの近くとか倉田(秋)の近くでプレーしようとして。そこでポンポンって短いパスをつなげる時にはシュートまでいけたりとか、チャンスはあるんですけど、最後のところで(パスの)質が悪かったりとか。何回か最後のところまでボールを運べたのにラストパスが雑だったりとか。そういうのでシュートまで行ければ、もっとチームとしてリズムが出てくると思うんですけど。最後がミスで終わる部分、リズムが取れないまま前半が終わっちゃった気がしました」


―今、ジェフはサイドの狭いエリアで作って、展開して速くゴールまでっていうサッカーをやっていると思うんですけど、小さく作っている時にワンタッチ多かったり、1本パスが多かったりということは当然あるじゃないですか? そのタイミングで勇人さんがネットの近くとか、相手DFラインの裏を狙って走った時に、一番ほしいタイミングでまだもらえていない。

勇人「もらえてないですね、はい」


―前を向いている人に対するパスが少ない気がします。

勇人「今、協会の技術委員長の小野(剛)さんに言われたんですけど、『勇人は前に飛び出したり、前後のポジショニングとか面白いところにいるんだけど、そこにもう少しほしいよね』って」


―まさにそうですよね。

勇人「はい。すごく難しいんですけど……。う〜ん、でも、時間が……どうなんですかね?」


―まだ始まったばかりだし、当然そう簡単にはいかないと思う。相手もあってのことだからそううまくはいかないと思うんですけど、ただ、今日の草津に関しては“ベタ引き”という感じじゃなかった気がする。やりにくい相手ではなかったと思う。

勇人「そうなんですよ。引いている感じじゃなくて、ブロックをしっかり作って狙っている感じ。自分たちのボールの動かし方とか、駆け引きがうまくいけばもっとシンプルに崩せたかなっていう。例えば相手のサイドバックの後ろのスペースとか、そこをもっと有効に使えれば、もっと簡単に崩せたかなと思います。スペースにボールを出せれば、相手が自分たちのゴールに向かいながらのディフェンスになるので、そうするとマイナスのボールが活きてきたり。そういうのが、そこにボールがなかなか入らないから、結局、ペナルティーエリアの幅でサッカーをしている感じといか……」


―なるほど。

勇人「自分たちが窮屈なまま試合をやっている感じっていうんですかね」


―今、ジェフはしっかり足下につないで崩すサッカーをやっていますよね。

勇人「はい。ただ、そこは相手もだんだん研究してくると思うんですよ。その時に裏を突けるかっていうのが今後の課題というか。最終的にはそういう駆け引きだと思うので。バルセロナとかを見ていると、足下へのパスとスペースへのパスの使い分け、駆け引きがめちゃくちゃうまいですよね。やっぱり、自分たちがやろうとしているサッカーは駆け引きがないと。相手としてはそんなに怖くないかなと思います」


―ああいうサッカーをしたいというのはすごく伝わってきます。でも、なかなか。

勇人「そう、なかなか難しいですね」


―そういう意味では、特に後半は勇人さんも少し幅のあるパスを出そうとしていました。

勇人「そうですね。ディフェンスラインからもらってダイレクトで坂本(將貴)さんに出したパスとか。細かいのが続いていたので、一本長いのを入れてみたりとか。そういう意識は自分の中にあるので、もっともっとやっていきたいなと。でも、次はアウェーなんで、アウェーではまだ勝てていないので。やっぱり、ここでこういう試合をして、勝ち点3を取ったところで、この勝ち点3を無駄にしちゃいけない。今日は勝ち点0でもおかしくなかったというか、それが3ポイント取って終われたので、それを無駄にしないようにしないと」


―今日勝ったのはもちろんすごく大きかったと思うんですけど、やっぱり、J2の難しさって感じてますか?

勇人「うん、感じてます」


―それはどういうところに? やっぱり、相手うんぬんじゃないような気がするんですけど。

勇人「はい。相手うんぬんじゃないですね。なんか、自分たちが、欲を言えば、やりたいサッカーというか、そういうので勝ち点3を取っていきたい。自分たちのリズムで、自分たちのサッカーで、簡単に言うと落ち着いて。ガンバが良かった時のような、自分たちのゲーム運びで勝ち点3を取って。ああいう試合運びをしたいんですけど、まだまだ自分たちの力はそこに値しない。それを今日改めて感じました。そういうことを言っているレベルじゃないなと」


―でも、どうしてもそういう部分は見てしまう。

勇人「うん、そうですね。この間の徳島戦はアップする会場がなくて、コンクリートでやったりとか。あの日はものすごく風が強かったんですけど、徳島の選手に聞いたら『毎日あの風でやっているから気にならない』って。そういう、経験したことがない場所でやることが多い分、いろんなことがあると思うんですけど、ただ、そういうところでも結果を残していかないと、J1に戻ることができないと思うので。本当に、チームとしてメンタルが強いところは、そういう部分も気にせずに結果を残すと思うので、自分たちはまだそういうメンタルの部分が弱いかなという気はしています」


―ありがとうございます。頑張って。

勇人「はい、ありがとうございます。頑張ります」