J1 第3節 横浜FMvs川崎F 木村和司監督

2010/03/20

J1第3節 横浜FM vs 川崎F

試合終了後の木村和司監督(横浜FM)の記者会見

取材者:細江克弥



木村「えー、連勝、気持ちいいね。悪いけど完勝だったからね。相手なんもできなかったし、フロンターレの攻撃は……ちょっと調子悪かったのかな。まあ、狙いどおり、トレーニングどおりできて、もう1点取れば立ち直れなかったかもしれんね。でも、あんまりいらんことは言わんようにしよう(笑)」


会場「(笑)」


司会「質問のある方はどうぞ」


記者「狩野選手をボランチで使った狙いは」


木村「まあ、あそこをやりたいって言うから」


会場「(笑)」


木村「今日なんかもよう頑張ってたね。いいポジション見つけたかもしれないね、チームの中で。兵藤も左サイド、ワシから言ったんだけど、やりたかったみたいだからね。良かったんじゃないかな。でも、(狩野)健太も良かったし、特に小椋がね、効いてたね」


司会「他にございますでしょうか」


記者「縦への意識、裏への飛び出し、シュートへの意識が飛躍的に向上した気がします。それはなぜか。何かキーワードとか、マジックのようなものがあるのでしょうか」


木村「教えない」


会場「(笑)」


木村「え、え、ええ選手がいるから、ね。ちょっと言えばできますよ。今日はフロンターレも中途半端に上げてきたりするし、で、上げても止まってしまうよな。何試合か分析していて。それをチェックしていて、裏への動きっていうの。2点目もそうだけど、『簡単やで』って言えば選手もできるからね。もっともっとやってほしかったけどね。だからええ選手がそろってるんですよ」


記者「監督のお力も?」


木村「ま、それも多少あるね」


会場「(爆笑)」


木村「だって、勝ったらナンボでも言えるからさ」


会場「(爆笑)」


記者「山瀬のトップ起用も彼の良さが活かされていた。対フロンターレということもあった?」


木村「多少それもあるけど、もともとあそこで使ってみたいと考えていた」


記者「それは(中村)俊輔がいるから?」


木村「いや、そ〜れ〜は、まあ、まあ、いるから……いなくても使ってみたかったっていうのはある。残り4分の1、3分の1からの仕掛けっていうのは出したかったし。アイツの突破力っていうのは相手は嫌がるから。裏へ飛び出しての2点目なんかも、全体練習終わってのトレーニングの感覚で打ってたから。やっぱり、練習どおりですよ」


司会「他にございませんでしょうか」


記者「中村俊輔君はゴールを決めました。コンディションはまだ完全とは言えないのでしょうが、いかがですか」


木村「あのゴールでね、まあ、フロンターレもちょっとビビったね。さっき(中村に)聞いたら、『あれはGKがかわいそうだね』って言ってたよ。優しいね、アイツ」


会場「(笑)」


木村「でも、ベンチで見てて『打て!』と思った瞬間に打ったから、入ったと思った。打った瞬間ね。ただ、ハーフタイム、腿の裏が張って、彼自身も筋力が落ちているところがあるし、ハリもあるから、徐々に筋力をつけるトレーニングを入れていかないとね」


記者「あの瞬間、ベンチから『打て!』と声を出したんですか?」


木村「出してない(笑)。想いよ、想い」


会場「(笑)」


司会「えー、他にありますでしょうか」


記者「木村さんのコメントの中で『小椋が効いていた』というコメントが、たぶんこれはご自身の現役時代の良心の呵責かなと思ったんですが。ああいう選手をちゃんと褒めなきゃいかんという」


木村「(笑)。いや、今日は素晴らしかったですよ。ああいうプレーは必要ですからね。ただ、ハーフタイムに『ええカッコして狙わんでもええで。どんどんつないでいけ』と言って。でも、今日、ホントにアイツは効いてましたよ」


司会「他にございますでしょうか」


記者「今日の選手たちのシュートに対する意識は?」


木村「え!? あったんじゃないですか。4点も取ればいいんじゃないんですか。もう1点取ったらもう、ショック死だったけどね。まだ優しいのかな」


会場「(笑)」


木村「ワシが就任してからの考えは出ていると思うし、毎日シュートをやっているわけだから。そろそろ成果が出てきつつある。最初は山瀬のシュートとか、最初は思いっきり打ちよったんじゃけど、『もうちょっとタイミングを外すようなプレーをすれば』っていうアドバイスをして。そしたらかなりそれができていたからね。今日はホントに見ていてうれしかったね」


記者「和司さんは『ちゃぶれ』という言葉を使っていますが、今日の評価は」


木村「まだまだ。さっき言ってきた。『もっとちゃぶれたぜ』って」